代表取締役社長 松本 裕児 | HYPER OKAYAMA PROJECT
OKAYAMA
HYPER COMPANY

株式会社後楽不動産

代表取締役社長 松本 裕児

「それ以上のありがとう」を目指す
後楽不動産が貫く
信念

問題解決が、信頼を生む──。
株式会社後楽不動産は、岡山を拠点に賃貸・売買・管理・リフォームをワンストップで提供する総合不動産会社だ。2009年の創業から16年、「それ以上のありがとう」を頂けるように。を企業理念に掲げ、お客様の期待を超えるサービスを追求してきた。
創業のきっかけは、前職で経験した「信念を貫くこと」と「組織の壁」の板挟み。代表取締役社長・松本裕児氏は、仲間を守り、理想を実現しようと24歳のとき独立を決意した。賃貸仲介から始まった事業は、お客様の要望に応える形で管理・売買・リフォームへと広がり、やがてガレージハウスという独自の提案を生み出す。
「仕事は問題解決だ」──。松本氏が追い求めるのは、不動産という枠を超えた、お客様の人生に寄り添う関わり方。それは単なるサービスではなく、人生のパートナーとしての覚悟。
16年間、地域に根ざし、信頼を積み重ねてきた後楽不動産。その歩みは、一人の青年が「守りたい」と決めた仲間への想いから始まった。

2025.08より参加株式会社後楽不動産代表取締役社長 代表取締役社長 松本 裕児 様

PROFILE
氏名
代表取締役社長 松本 裕児
会社名
株式会社後楽不動産
出生年
1983年
座右の銘
日々挑戦・日々勉強
略歴
  • 2001年 16歳で社会に出て就業
  • 2004年 岡山へ移住し、リフォーム会社に勤務
  • 2006年 不動産会社に入社、賃貸仲介営業に従事
  • 2009年 株式会社後楽不動産を設立
  • 2019年 本社ビル竣工、事業拡大へ

賃貸・売買・管理をワンストップで  地域密着16年の信頼

株式会社後楽不動産は、岡山市北区を拠点とする総合不動産会社だ。 賃貸仲介、管理、売買、リフォーム、そして独自提案のガレージハウスまで──住まいに関わるすべてを一つの窓口で完結させる。

代表取締役社長・松本裕児氏は24歳のときに独立を決断。当時は4人でのスタートだった。それから16年、地域に拠点を広げ、暮らしに寄り添う不動産サービスを築き上げてきた。

企業理念に掲げる言葉は「それ以上のありがとう」を頂けるように。純粋・信念・挑戦・仲間・責任  
この5つの価値観を軸に、常に期待を超えるサービスを目指してきた。

「お客様にとっては100%が返ってきて当たり前。それ以上を目指す」

松本氏のこの言葉に、会社の哲学が集約されている。学生時代なら90点でも褒められるが、不動産の現場では、新人もベテランも関係ない。お客様の前では、誰もが“プロ”。だからこそ、言われた以上のことをする。その積み重ねが、信頼を生む。

後楽不動産の強みの一つは、「地域密着の情報力」にある。 岡山県南部を中心に、賃貸から売買、管理まで幅広くカバー。ホームメイト加盟店として全国ネットワークも活かしながら、地域の実情に即した提案を続けている。

また、外部の専門家や同業ネットワークから学びを得て、自社の手法へと磨き上げる。

“地域密着でありながら全国水準”──それが、後楽不動産の姿勢だ。

健康経営優良法人やホワイト企業認定など、社外からの評価も受けている。 管理戸数は約2,200戸にのぼり、地域に根ざした信頼と実績を着実に積み重ねてきた。 

地域の不動産会社でありながら、働く環境づくりにも力を入れ、社員とともに成長を続けている。


理想を貫くための独立
24歳の決断

松本氏が不動産業界に足を踏み入れたのは21歳のとき。大阪で生まれ育ち、16歳から働き始めた彼は、19歳で岡山へ移住。母方の叔父がリフォーム会社の役員をしていた縁で、岡山でリフォームの訪問販売の仕事に就いた。完全歩合制の厳しい環境だったが、ここで培った忍耐力が後の礎になる。

そして21歳、先輩の紹介で不動産会社に入社。

「飛び込み営業と違って、借りたい人が来てくれる。仕事が楽に感じた」と当時を振り返る。リフォームの訪問販売では、相手は「売り込まれる」ことを警戒する。だが、賃貸仲介では、お客様が“借りたい”という前向きな意志を持って来店する。その違いが新鮮だった。

入社から1年も経たないうちに、支店長に抜擢される。人手不足という背景もあったが、それでも異例の昇進だった。ただ、中間管理職という立場は、想像以上に難しかった。

「6人の部下がいて、彼らを守りたかった」

支店長として、会社の指示を部下に伝えなければならない。自分が納得できる内容なら説明できるが、納得できないことを無理にやらせることはできなかった。現場の声と会社の方針。その間で板挟みになりながらも、より良いやり方を模索した。

「お客様にとって何が正解か」「社員が誇りを持って働くにはどうすべきか」そう考え、「この方が絶対良い」と上司に訴えたが、組織の壁は厚かった。

松本氏は、自分が理想とする働き方を実現するため、独立を決意する。

「自分の想いを実現させ、それに共感してくれる仲間を守るには、会社をつくるしかない」

24歳。お金を借り、会社を立ち上げた。一緒に来てくれたのは、かつての同僚3人。計4人でのスタートだった。

「誰とやるか。それが一番大事だった」

事業内容よりも、一緒に働く仲間。その優先順位は、創業から16年経った今も変わらない。

純粋に、お客様のために最善を尽くす  その姿勢が、社員の誇りにもつながる。理想を実現するために、自分の手で会社をつくる。その覚悟が、後楽不動産の原点だった。



お客様の声が導いた事業の拡大

創業当初、後楽不動産の事業は賃貸仲介のみだった。だが、事業は少しずつ広がっていく。

賃貸仲介をしていると、お客様から「購入を考えているんですが」と相談される。ならば、売買仲介もできる体制を整えよう。
管理を任せたいというオーナーが現れれば、管理事業を立ち上げる。購入した物件をリフォームしたいという要望があれば、リフォーム事業を始める。
中古購入とリノベーションを一体で提案するブランド「as rebra(アスリべラ)」も、その流れから生まれた。“暮らしを再構築する”という意味を込め、物件探しから設計・施工までをワンストップで支えるサービスだ。

「ご要望があって立ち上げてきた。自分が新規事業を構想したわけではない」

お客様の声が、事業の拡大を導いてきたのだ。

一時期は、太陽光パネルの販売も手がけた。
投資型物件を扱う中で、「屋根に太陽光パネルを設置できないか」という相談が相次いだからだ。社内で専門知識を学び、提案できる体制を整え、2年間ほど販売を続けたが、政府の制度融資が縮小し、売電価格が下がると、オーナーへのメリットが薄れた。事業としての継続は見送り、撤退を決断した。

「何でもやればいいわけじゃないと、あのときに学びました」松本氏はそう語る。

事業を増やすこと自体が目的ではない。お客様の利益にならないことは、潔くやめる。その判断力こそが、次の挑戦を支えている。

やがて、さらなる転機が訪れる。スルガ銀行の不正融資問題だ。
「この本社ビルを建てて、さあ行こうというときに、あの問題が起きた」
当時、後楽不動産は収益物件  アパートやマンションの売買  に力を入れようとしていた。だが、問題の発覚を機に金融機関が不動産への融資を一斉に絞り、販売は事実上ストップした。

そのとき会社を支えたのは、一般の実需  住むための住宅の売買だった。

もともとは新卒社員の研修を兼ねて始めた部門だったが、収益物件が停滞する中、この実需が会社を支えた。

「全部うまくいったわけじゃないけど、あの経験が今につながっていると思う」松本氏は苦笑する。

一つの事業に依存せず、お客様の要望に応えながら柔軟に変わる  その姿勢こそが、後楽不動産の強さを支えている。


「それ以上のありがとう」を頂けるように。  
120%を目指す理念

「仕事は問題解決だ」松本氏はそう断言する。

不動産の仕事は、単に“物件を紹介する”ことではない。最適な解決策を導くことにこそ意味がある。
そして、期待を超える“120%の成果”を出す  それが、後楽不動産が目指す姿勢だ。

松本氏が感じる“HYPE(熱狂)”は、まさにこの「問題解決」にある。
人の困りごとを自分ごととして受け止め、誰よりも早く、誰よりも深く動くこと。
その結果生まれる“ありがとう”こそ、仕事の原動力になる。
この姿勢を全社員で共有するために、企業理念として明文化した。

  「それ以上のありがとう」を頂けるように。

自分が大切にしている考え方を、社員にも共有し、行動指針として根づかせるためだ。

「お客様にとっては新入社員もベテランも関係ない。初めて会った社員の印象が、会社の印象になる。学生時代ならテストが90点でも褒められるが、仕事では100%が最低ライン。その上で、さらに“それ以上のありがとう”をいただけるかどうかだと思っています」

印象的なエピソードがある。
ある経営者から、土地の売却の依頼を受けた。事業の資金繰りに困っており、銀行からは、月末までに売却の契約ができなければ運転資金の融資はできないと告げられていた。200名以上の社員を抱える経営者の重責を、松本氏も一身に感じたという。
だが、その土地は短期間では買い手が見つからない案件だった。
他の業務をしていても、その案件が頭から離れず、方策を考え続ける日々。あらゆる角度から可能性を探り、ついに買い手を見つけ、契約にこぎつけたのだ。
「その経営者の方にすごく感謝していただいた。あの経験は自分の自信にもつながりましたね」。

忘れられないエピソードは他にもある。吉備中央町で100年以上続く養鶏場の案件だ。
オーナーは資金繰りに苦しみ、広大な土地の売却を迫られており、銀行との融資交渉が3日後に迫っていた。だが、養鶏場という特殊な土地は買い手が限られる。
松本氏は隣接する豚の飼育業者に直談判し、売買契約をまとめ上げた。
「本当に喜んでくださった。不動産という分野の強みを活かして役に立てたことが、僕自身もとても嬉しかったんです。不動産の仕事って、物を売るだけじゃなく、人の人生に関わることができる、それがこの仕事の醍醐味でもある」。

こうした経験を通じて、松本氏は確信する。

 「不動産を借りる・貸す・買う・売る。どんな場面でも、相手のお困りごとや事情をしっかり聞き取り、想いに沿う仕事をすること。そして、その理念を体現できる仲間を増やしていきたい」。

後楽不動産の強みは、地域密着の情報力だ。全国の大手よりも地元の事情に詳しく、16年間で培った実績と信頼がある。さらに全国の不動産同業者の売買事業を支援するコンサルタントを招き、成功事例を学び続けている。地域に根を張りながら、常に新しい学びを取り入れる姿勢が、後楽不動産の成長を支えている。

「問題を抱えている方がご相談に来られる。それに対して、120%の成果を出す  それが、我々の仕事です。」

松本氏の言葉には、揺るぎない信念がある。中央町で100年以上続く養鶏場の案件だ。
オーナーは資金繰りに苦しみ、広大な土地の売却を迫られており、銀行との融資交渉が3日後に迫っていた。だが、養鶏場という特殊な土地は買い手が限られる。
松本氏は隣接する豚の飼育業者に直談判し、売買契約をまとめ上げた。
「本当に喜んでくださった。不動産という分野の強みを活かして役に立てたことが、僕自身もとても嬉しかったんです。不動産の仕事って、物を売るだけじゃなく、人の人生に関わることができる、それがこの仕事の醍醐味でもある」。

こうした経験を通じて、松本氏は確信する。

 「不動産を借りる・貸す・買う・売る。どんな場面でも、相手のお困りごとや事情をしっかり聞き取り、想いに沿う仕事をすること。そして、その理念を体現できる仲間を増やしていきたい」。

後楽不動産の強みは、地域密着の情報力だ。全国の大手よりも地元の事情に詳しく、16年間で培った実績と信頼がある。さらに全国の不動産同業者の売買事業を支援するコンサルタントを招き、成功事例を学び続けている。地域に根を張りながら、常に新しい学びを取り入れる姿勢が、後楽不動産の成長を支えている。

「問題を抱えている方がご相談に来られる。それに対して、120%の成果を出す  それが、我々の仕事です。」

松本氏の言葉には、揺るぎない信念がある。


ガレージハウスという挑戦
“自分たちでつくる”喜び

スルガ銀行問題で収益物件の販売が停滞したとき、松本氏の頭に浮かんだのは、新しいアイデアだった。きっかけは、自身が大型二輪の免許を取り、バイクを購入したものの、置き場所がなかったこと。
「賃貸物件では、自宅内にバイクを停める場所がない。じゃあ、自分たちで作ろうと思ったんです」
そこから生まれたのが、“ガレージハウス”だ。車やバイクを置くだけでなく、趣味の空間としても活用できる。自社で企画・設計・施工まで手がけた第1号物件「BASE KOURAKU 東古松」は、予想以上の反響を呼んだ。

松本氏は入居者全員にヒアリングを行い、改善点を徹底的に洗い出した。シャッターの幅、車を洗える設備、収納スペース  。細部まで修正を加え、第2号物件「BASE KOURAKU 下中野」にはすべてを反映させた。その結果、家賃は1.5倍になったが、問い合わせは殺到し、即満室に。
「よっしゃ!という感じでした。自分たちが作ったものが評価される。それが一番嬉しかった」

不動産の仕事は、基本的に「人のものを売る」こと。賃貸も売買も、オーナーの物件を紹介し、手数料を得る。
「自社のサービスに誇りは持っていますが、人の物件を仲介するだけというのも、正直物足りなくて」。
だからこそ、自分たちで企画し、設計し、建てたガレージハウスには特別な意味がある。

「自分たちで考えたものを形にして、それをお客様が選んでくれる。“つくってよかった”と思える瞬間が、一番面白い。」

現在も、新しい物件を企画中だという。高さを活用したステップフロア、サンフロアがある部屋で、一人暮らし用の、遊び場のような空間。
「そんなのないんですよ。だから、作ってみたい」松本氏は楽しそうに語る。
ニッチなところではあるが、お客様に喜ばれるものを、自分たちの手でつくる。

その挑戦は、後楽不動産の“次の芽吹き”を育てていくのだ。



“考えて動く”
文化をつくる

松本氏が目指しているのは、一人ひとりが自分で考えて動ける会社。
そのためにまず大切なのは、社員の声を受け止める仕組みづくりだという。

後楽不動産では、社員の意見や提案を自由に出せる「目安箱」を設けている。
理念に関するエピソードやお客様への提案、就業規則の改善など、内容は自由。そこから生まれた提案が、実際の取り組みに結びつくこともある。たとえ出した意見が採用されなくても、投稿したこと自体が評価の対象になる、という仕組みだ。
「面と向かっては言いにくいことも、こういう形なら伝えやすいと思う」
小さな声を拾い上げることが、組織の風通しを保つことにつながっている。

また、外部の研修やセミナーも積極的に取り入れ、社員の視野を広げる機会を設けている。特に役職者やリーダー層には教育の場を設け、マネジメント力を高めてもらう。

これらの成果は、数字にも表れており、創業当初、30%だった離職率は、現在10%程度にまで下がった。

「働きやすさは、社員自身がつくっていくもの。僕が引っ張るより、自分たちで考えて動く会社のほうが強いと思うんです」

その考えは、採用方針にも通じている。
後楽不動産では、経験者よりも新卒を中心に採用している。
「希望する人物像は?」と尋ねると、松本氏は迷わず答えた。
「『自分は営業に向いていないと思う人』がいいですね」
“自分はできる”と思っている人ほど、お客様の気持ちを汲み取れないのではないか、という考え方だ。

「お客様に“やってあげている”という姿勢では、信頼は生まれません。謙虚に学び続ける人のほうが、最終的に伸びるんです」

学歴も問わない。
「僕も中卒です。お前中卒なのに、なんで大卒限定にしてんねん、とはなりたくない。大前提として、華やかな経歴や特別な経験は必要ないんです。僕自身がそうだったんで。」と笑う。

不動産の仕事は、お客様の人生の節目に関わる責任の大きい仕事だ。
だからこそ、どんなときも相手の立場に立ち、全力で向き合える人であってほしい  
それがトップとしての願いである。


仲間と歩む  「誰とやるか」がすべて

松本氏は、24時間で100キロを歩くイベントに参加したことがある。
歩きながら考えた。自分は何をしていきたいのか。なぜこの会社を立ち上げたのか。

「最初はやっぱり、“誰とやるか”っていう方が目的として大きかった」

100キロ歩くにしても、一人で歩くのと、仲間と歩くのでは意味が違う。16年間、後楽不動産は山も谷も、道なき道も歩いてきた。その中で、幹部のメンバーが負担を分かち合い、互いに支え合ってきた。
「そういう仲間を、これからもっと増やしていきたい」

松本氏が語る“仲間”とは、ただの同僚ではない。しんどさを乗り越えようとする意志を持ち、同じ方向を見て歩ける人のことだ。
「100キロと決まっているなら、歩ける。足がなくならない限りは」
その一言に、松本氏の覚悟が滲む。

挑戦は個人のためだけではない。仲間や会社の未来を切り拓く力にもなる。だからこそ、挑戦を讃え合える文化を大切にしている。

「社員同士の仲の良さは私の自慢です。それは自然に生まれるものではなく、互いを思いやり、支え合う姿勢から育まれるもの」
ここで働くことで得られるのは、スキルや知識だけではない。人としての成長と、仲間とともに物語を紡ぐ実感だ。

「メンバーが次にやりたいことがあれば、いつでも協力できる準備はしておかないといけない」
その言葉には、“誰と歩くか”を大切にしてきた松本氏の信念がこもっている。

16年前、部下を守りたいと願って独立したときから、その想いは変わらない。
「お客様に対して、全員が全力で挑戦する  。そうありたいと思っています」

“問題解決が信頼を生み、信頼が仲間を生む。”その連鎖が、後楽不動産を強くしてきた。
これからも、仲間とともに歩きながら  
「それ以上のありがとう」を目指し、歩みを進めていく。

COMPANY 会社概要
会社名
株式会社後楽不動産
所在地
(本社・主要拠点) 岡山市北区東古松南町6-31 KOURAKU Bldg.
業種
不動産業
設立
2009年
資本金
1,000万円
従業員
41名(2025年9月時点)
事業内容
不動産賃貸、不動産管理、不動産売買、リノベーション事業など
URL
https://kouraku-fudousan.com/home/